保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No.F00166 |
桐箱 |
売 約 済 |
竪長さ : 8.1cm 横長さ : 7.7cm 耳の厚さ : 0.5cm |
画題 : 藻鯉金剛杵図 |
国 : 肥後国 (熊本県) 時代 : 江戸時代後期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成22年12月22日 |
銘 : (無銘) 甚吾 |
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木瓜形、鉄槌目地、鋤出彫、金銀布目象嵌 |
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説明 : 甚五の鐔の画題において、鷹・梟・雨竜・牛などが有名であるが、鯉の図柄もその一つである。しかも、それらの図柄の中にあって甚五の各代の作品に見受けられるのは、この鯉の図柄のみである。思うに余程に得意とされ、愛され、需要の多かった図柄なのかもしれない。 この鐔は、初・二代の甚五に比べて大きさが特に大きい。鯉の目も如何にもおどけた感じで愛くるしささえ感じられる。無銘ながら甚吾と極められている一枚で三代、或いは四代の甚吾であろう。鯉を銀象嵌で、元鯉の目玉を金象嵌にし、裏側の力強い独鈷を銀象嵌、わずかの藻を金象嵌にしている。如何にも甚吾らしい鐔である。 |