一原長光

 

No.F00149

白鞘  銀無垢一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 62.4cm  (2尺0寸6分) 反り : 1.4cm  (4分)

元幅 : 3.1cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm

登録証

東京都教育委員会

昭和50年12月02日

: 岡山県

時代 : 現代 昭和

鑑定書

長光

形状

 

刃文

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常にして、元先の幅差ややつき、重ね厚めとなり、反り浅くつき、中鋒となる。

板目、柾がかり、処々ながれ、肌立ちごころに、地沸つき、地景入る。

小互の目を連れて焼き、足入り、匂本位にわずか小沸つき、少しく砂流しかかる。

直ぐ調にに小丸に返る。

生ぶ、先入山、鑢目表は筋違、裏は逆筋違、目釘孔一。

説明

 戦時中、岡山刑務所内には大規模な公認の刀剣製作工場が存在した。同所長の江村繁太郎氏は勤務の傍らに自らも作刀し、また、受刑者にも本鍛錬軍刀を製作する技術を指導し、多くの軍刀を製作したといわれている。所謂、「監獄長光」「刑務所長光」 と称される一原長光の軍刀である。銘振りは多岐に及び 「一原長光」「備前長光」「長光」「市原一龍子長運斎江村長光」「江村作」「江村」などとも切る。

 本刀は、一原長光の作風をよくあらわした典型作である。

備考

陸軍受命刀匠

陸軍々刀技術奨励会入選

 

鞘書「備前長光 長サ弐尺七分有之」

 

指表:腰元に気になるほどではありませんが、鍛え割れがあります。刃先に少し薄錆があります。

一原長光1
一原長光2
一原長光3
一原長光4

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