一原長光

 

No.F00148

白鞘  銀無垢一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 60.6cm  (2尺0寸0分強) 反り : 1.6cm  (5分)

元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm

登録証

東京都教育委員会

昭和50年12月02日

: 岡山県

時代 : 現代 昭和

鑑定書

長光

形状

 

刃文

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差少なく、重ね厚く、反り浅くつき、中鋒延びごころとなる。

板目、処々柾交じり、総じて肌立ちごころに、地沸つき、地景入る。

直調に、小互の目連れて交じり、足入り、匂本位に小沸つき、少しく砂流しかかる。

直ぐに小丸に返る。

生ぶ、先入山、鑢目表は筋違、裏は逆筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明

 戦時中、岡山刑務所内には大規模な公認の刀剣製作工場が存在した。同所長の江村繁太郎氏は勤務の傍らに自らも作刀し、また、受刑者にも本鍛錬軍刀を製作する技術を指導し、多くの軍刀を製作したといわれている。所謂、「監獄長光」「刑務所長光」 と称される一原長光の軍刀である。銘振りは多岐に及び 「一原長光」「備前長光」「長光」「市原一龍子長運斎江村長光」「江村作」「江村」などとも切る。

 本刀は、一原長光の作風をよくあらわした典型作である。

備考

陸軍受命刀匠

陸軍々刀技術奨励会入選

 

鞘書「備前長光 長サ弐尺一分有之」

 

指表:腰元に気になるほどではありませんが、腰元に小錆があります。刃先に少し薄錆があります。

一原長光1
一原長光2
一原長光3
一原長光4

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