保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No. F00036 |
桐箱 |
参考品 |
竪長さ : 8.2cm 横長さ : 8.2cm 耳の厚さ : 0.55cm |
画題 : 文字雁金図 |
国 : 尾張国 (愛知県-西部) 時代 : 桃山時代 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成19年04月19日 |
銘 : (無銘) 尾張 |
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木瓜形、鉄地、地透、角耳小肉、両櫃孔 |
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説明 : 尾張透鐔は、京透鐔と共に透鐔の双璧といわれている。その製作された年代は室町時代前期から中期頃にはじまり、江戸時代までの長きにわたっている。 本作は、大振りにて左右上下の図がほぼシンメトリーとなり、角耳小肉にて、わずかに鉄骨が出て、耳から切羽台に向かってやや中低に肉を落とし、かつ切羽台は肩が張った小判形になっているなど、すべて尾張鐔の特徴がよくあらわれている。切羽台の上の文字は十字(クロス)を暗示したものではなかろうか。桃山時代の作。 保存状態があまり良くなく、小錆が残っているが手入れすればもっともっと良くなる鐔である。 |