保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No. F00033 |
桐箱 |
参 考 品 |
小柄 長さ : 9.7cm 幅 : 1.4cm 笄 長さ : 21.0cm 肩幅 : 1.2cm |
画題 : 弓矢図(尻籠矢図) |
国 : 山城国 (京都府-南部) 時代 : 江戸時代初期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成15年06月19日 |
銘 : (無銘) 後藤程乗 |
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小柄 : 笄 : 目貫 : 赤銅魚子地、高彫、金・銀色絵、同置金、裏哺金。 赤銅魚子地、高彫、金・銀色絵、同置金、裏哺金。 赤銅地、容彫、金・銀色絵、同置金。 |
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説明 : 後藤家九代目程乗は、七代顕乗の次男で、慶長八年の生まれである。幼名を源一郎と父:顕乗同名で、諱は光尹と名乗った。寛永元年、父正継が剃髪して顕乗と号した時、理兵衛家の二代目を相続し、名を理兵衛光昌と改めた。その後、宗家の八代目光重:即乗が三十二歳の若さで亡くなり、後継者の亀市:廉乗がまだ四歳であったので、顕乗が一時宗家を預かり、後に程乗が宗家の九代目を相続した。廉乗が十八歳になった折、宗家十代目を引渡し、二十五歳になるまで後見した。また程乗は、加賀前田家に覚乗の子:演乗と隔年交代で勤務し、加賀百万石文化の発展に大きく貢献している。
尻籠(しこ)〈矢を挿しこむ容器〉と矢、それに弓を一緒に取り合わせた図を尻籠矢の図と称している。この図は後藤本家八代即乗の作に何点か現存しているが、この三所物の小柄・笄の裏哺金に程乗独特の猫掻き鑢があるところより程乗作に極められており、掟にかなったものである。 |