筑後久留米住清綱

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No. F00007

(附) 陸軍軍刀拵

白鞘  銀着一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 66.9cm  (2尺2寸0半) 反り : 1.9cm  (6分)

元幅 : 2.9cm 先幅 : 1.9cm 元重 : 0.65cm 先重 : 0.5cm

登録証

東京都教育委員会

平成13年09月18日

: 筑後国 (福岡県-南部)

時代 : 江戸時代後期 嘉永4年 1851年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成14年03月29日

筑後久留米住清綱

嘉永四年二月日

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常にして、元先の幅差ややつき、反りつき、中鋒やや延びる。

小板目肌よくつみ、、地沸つき、地景入り、無地風な肌合いを呈す。

小互の目を主調に小丁子風の刃交じり、足・葉入り、匂勝ちに小沸つき、部分的に荒めの沸となり、砂流しかかる。

焼き深く、直ぐ調に浅くのたれ込み、小丸尖りごころとなり、先掃きかける。

生ぶ、先刃上り栗尻、鑢目大筋違い化粧つく、目釘孔一。

縁頭

陸軍軍刀拵 総長 : 97.4cm

高さ:7.0cm 幅:5.6cm 厚さ:0.8cm

長さ:22.6cm

高さ:4.1cm 幅:2.4cm

説明

名鑑に、青木五郎。清広子。長運斎綱俊門。江戸にても打つ。弘化ころ。筑後。とある。

作風は備前伝を主にして、匂出来の丁子に互の目交じりの刃文を焼き、鍛は小板目がつまって無地風となる。

この刀は、師:長運斎綱俊ゆずりの備前伝の刃文を焼いた典型作である。

また、陸軍軍刀拵が附帯しているが、軍刀拵に納められた刀剣はサーベルの定寸である2尺1寸前後に磨上げられたものも多いが、本作は生ぶ茎の状態であることが好ましい。

備考

気になるほどではありませんが、棟にわずかに柾割れがあります。

筑後久留米住清綱
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