肥後守国康

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No. F00006

白鞘  佐藤寒山先生鞘書

金着二重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 54.4cm  (1尺7寸9分) 反り : 5.5cm  (4分)

元幅 : 3.1cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

登録証

新潟県教育委員会

昭和44年09月16日

: 摂津国 (大阪府-北西部、兵庫県-南東部)

時代 : 江戸時代中期 寛文頃 1661-1672年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成10年02月09日

肥後守国康

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常、元先の幅差つき、重ねやや厚く、反り浅めにつき、中鋒延びごころの典型的な寛文新刀姿。

板目よくつみ、地沸微塵に厚くつき、地景入る。

元を直ぐに焼出し、その上は互の目に小互の目・拳型の丁子など交じり、足よく入り、小沸よくつき、砂流しさかんにかかる。

直ぐに、品良く小丸に返る。

生ぶ、先刃上り栗尻、鑢目大筋違、目釘孔二。

説明

肥後守国康は、通称源左衛門といい、初代:河内守国助の三男にあたり、二代:河内守国助(通称:中河内)の弟である。他に長兄に武蔵守国次、末弟に伊勢守国輝がいる。

彼の作風は二代:河内守国助と同様に丁子乱れを得意とし、拳形丁子が交じるものがある。技量も兄弟や一門の中で兄である二代:河内守国助についで上手であり、中には二代:河内守国助に迫るものもある。

この脇指は、丁子乱れを焼き、拳形風の丁子を交えるなど同工の特色をよく示した一口であり、二代:河内守国助と選ぶところがなく、出来が良い一振りである。

備考

新刀 上作。

大業物。

指表、区元の平地から茎にかけて、鍛割れがあります。これは、製作当時からのものと思われます。

肥後守国康
肥後守国康
肥後守国康
肥後守国康

刀剣や刀の販売なら日本刀販売専門店つるぎの屋のTOPページに戻る