保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No.B00137 |
桐箱 |
売 約 済 |
長さ : 9.7cm 幅 : 1.5cm |
画題 : 黄石公図 |
国 : 加賀国 (石川県-南部) 時代 : 江戸時代中期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成24年05月01日 |
銘 : (無銘) 加賀後藤 |
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銀波地、金紋、高彫色絵 |
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説明 : 加賀後藤とは、加賀前田家に仕えた金工達で、後藤宗家:七代顕乗が従弟の覚乗と隔年交代で仕え、百五十石を給され、その礎を築いた。顕乗の子である後藤宗家:九代程乗も伯父:覚乗の勧めで前田家に出仕し、三十人扶持を給され加賀後藤の発展に尽力した。作風は、後藤風でありながら、金銀をふんだんに用いて見た目にも豪華な作品が多い。 黄石公は、中国:秦代の仙人で劉邦の軍師:張良に兵書を授けたという。本作も、馬上の黄石公が橋を渡る際に沓を落とす場面となっている。馬上の黄石公は金紋であらわされ、いまにも沓を川に蹴り放つような仕草をしている。橋を金色絵、川を銀の波地にして、裏哺金としたいかにも豪華な仕立てとなっている。 |