米光太平光正

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

重要無形文化財保持者 (人間国宝)

No.B00136

桐箱 共箱 - 米光太平翁筆

      参 考 品

長さ : 12.5cm   肩幅 : 0.7cm

画題

九曜紋唐草図

: 熊本県

時代 : 現代

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成13年06月19日

米光太平光正

 

鉄磨地、据紋、金布目象嵌

説明

 米光太平光正翁は、明治21年に熊本市に生まれ、母の実家である田辺家で成長する。15歳より叔父の田辺吉太郎から肥後象嵌の技法を教わり、神吉の正統な技術を受け継いでいる。。大正10年に50歳で独立、昭和35年(1960)、72歳で熊本県重要無形文化財指定、昭和40年(1965)、77歳で国の重要無形文化財保持者(人間国宝)の指定を受け、後進の指導を続け、昭和55年(1980)、92歳にて没した昭和の大名工といえる。

 やや小振りながら、姿形の引き締まった馬針で、独特の鉄錆色の地鉄が美しい。洗練された二重唐草象嵌に加え、小さく九曜紋を配しており、裏に、「米光太平光正」の銘が刻されている。肥後金工大鑑に依れば、「師は又七風の鉄地の鐔を得意として、そのほか馬針なども殆ど楽寿に比すべきものがある」と記している。この馬針もまさにその評価通りの名品といえる。

備考

米光太平翁箱書

「肥後象嵌馬針 九曜二重唐草 光正(落款)」

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