今井永武

特別保存刀装具NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.B00135

桐箱

     売 約 済

長さ : 21.4cm    : 1.2cm

画題

浜松双鶴図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代後期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀装具鑑定書

平成26年05月02日

今井永武(花押)

 

赤銅魚子地、鋤出高彫、金銀色絵

説明

 今井永武は紙商:笹屋忠兵衛の四男で、幼くて一条家の臣、今井小三郎の養子となったが、養父の死後、一条家の臣籍を去り、仕入彫師:藤木久兵衛(後藤系)のもとで修行した。和田一真とは修業時代の同門である。彼は独立した後は船田一琴と交わり、常に一琴の手腕を引き合いに出して門人を励ましたともいわれている。また茶を好み、酒を嗜まず、盆栽草花を愛し、精神修養の糧とし、漢文を春日潜竜に学び、和歌もよくしたと伝えられている。

 赤銅地に浜を魚子、波濤を毛彫であらわして境界をつくっている。浜には幹の太い立派な松があり、豊かな葉を金色絵で豪華に仕上げている。波打ち際を銀、優雅に宙を舞う二羽の鶴を金であらわした見事な図柄となっている。松に二羽の鶴と正月らしい誠に目出度い作品である。

今井永武1
今井永武2
今井永武3
今井永武4
今井永武5

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