小野田実洪

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.B00104

桐箱

     売 約 済

竪長さ : 7.4cm   横長さ : 6.6cm  耳の厚さ : 0.4cm

画題

雲龍図

: 薩摩国 (鹿児島県-西部)

時代 : 江戸時代後期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成23年11月02日

小野田実洪 (花押)

 

竪丸形、鉄地、鋤出彫、角耳小肉

説明

 小野田実洪は、小野田実俊の子と思われ、実栄の弟であろうか。ともあれ、小野田家の一族である。江戸時代後期、父:実俊は大隅国大崎の郷士で、のちに鹿児島城下の武士に昇格する。知識兼矩に学び、江戸へ出て後藤光寿家で修行するとある。

 この鐔は、やや小振りの竪丸形で重ねは薄めとなる。表裏共に画面一杯に力強く、雲龍を一匹ずつ、鋤出彫にて表現し、小柄・笄櫃を金無垢の覆輪をかけアクセントをつけている。同じ薩摩金工の知識派や小田派にも見受けられる砂潜龍にもよく似た薩摩鐔らしい一枚である。

小野田実洪1
小野田実洪2
小野田実洪3
小野田実洪4
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小野田実洪6

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