保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No.B00097 |
林・神吉 伊藤満:著 所載 桐箱 |
売 約 済 |
竪長さ : 7.7cm 横長さ : 7.5cm 耳の厚さ : 0.45cm |
画題 : 梅樹図 |
国 : 肥後国 (熊本県) 時代 : 江戸時代後期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成24年03月01日 |
銘 : (無銘) 林 |
|
変り形、鉄磨地、地透、毛彫、丸耳 |
|
説明 : 五代林又平は、「肥後金工録」には、「五代目林又平 重久重之 また源保之と銘するは同人との説あり。明和7年(1770)生、文政6年(1823)11月死。行年五十四」と記述がある。 又平の鐔は、謹直な三代籐八を思わせる作風であり、その中には幕末の神吉深信や楽寿にある大ぶりなものもある。籐八より毛彫りが太く、抑揚もなくやや硬い傾向もあるが、よくまとまっていて、中には籐八や深信と見まちがうものもある。象嵌をくわえたもののほとんどが三代のように桂菱である。 本作は、籐八風の雰囲気であるが、毛彫りが細かく抑揚があり、より三代に近いともいえる。ただ、明るい羊羹色の鉄は、艶はあるが時代がなく、また外周が平行になることからも作者は又平であると思われる。 |
|
備考 : 林・神吉-肥後の金工 林・神吉各代とその作品 伊藤満:著 171頁 所載 「五代林又平」 |