保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No.B00084 |
桐箱 佐藤寒山先生箱書 |
売 約 済 |
表:竪長さ : 1.35cm 横長さ : 2.0cm 裏:竪長さ : 1.35cm 横長さ : 2.0cm |
画題 : 一輪牡丹図 |
国 : 常陸国 (茨城県-中部・東部) 時代 : 江戸時代中期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成23年03月01日 |
銘 : (金割短冊銘) 一柳・友善(花押) |
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金無垢地、容彫 |
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説明 : 一柳友善は水戸金工の代表的作者の一人で、初代から六代つづき、中でも四代がもっとも上手であり、次いで三代と云われている。四代:友善は、天明8年に生まれ、安政5年に71歳で歿している。年号のある作品としては、文政、及び、天保年紀がみられる。銘振りの中でも、特に花押に特徴があり、本作は四代:友善の作である。 短刀用の目貫であるために小さめの形で、金無垢地にて金の地鉄も良好にて味わい深いものとなっている。表目貫は、まさに一輪の牡丹が咲いた瞬間の若々しさ、裏目貫は、いまから咲こうとする初々しさが感じられ、彫込みも深く、毛彫も力強い。銘をみなければ、宗aか夏雄を想わせる友善の会心の一作である。友善の作品の多くはやや武張った感じのものが多い中にあって、この目貫は格別であり、小さいながらも金無垢で、加えて金割短冊銘も好ましい。 |
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備考 : 佐藤寒山先生箱書 「一輪牡丹目貫 一柳友善在銘」 「金地容彫 割短冊銘 一柳友善花押 昭和乙卯春 寒山誌(花押)」 |