保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No.B00079 |
桐箱 |
売 約 済 |
竪長さ : 7.9cm 横長さ : 7.7cm 耳の厚さ : 0.55cm |
画題 : 蕨手輪違図 |
国 : 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部) 時代 : 江戸時代中期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成22年11月10日 |
銘 : (無銘) 赤坂四代忠時 |
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竪丸形、鉄磨地、地透 |
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説明 : 四代忠時は雁金屋彦兵衛の子であり、「親彦」「先彦」と呼ばれた。宝永4年、家督を相続し、没年は延享3年で実に39年間にわたり当主として君臨し数多くの名品を世に送り出した赤坂鐔工の代表工である。作風は、初期には尾張風のものもあるが、その後、肥後風のものも多く製作している。地鉄は今までの赤坂鐔の鎚目地から磨地に変わり、精良な地鉄に変わっていく。 やや大振りの竪丸形にて、重ねやや薄めで耳は丸い。地鉄は古赤坂とは異なり磨地となり、加えて精良な肌合いとなる。透しの図柄は左右対称のシンメトリーの尾張風のものである。切羽台の中心孔に向かって四代忠時ならではの隠し鏨が入っている。 この鐔は、図柄は尾張風ながらも、厚みがやや薄くなり、磨地で加えて切羽台には四代忠時ならではの隠し鏨が加えられており、四代忠時在銘同様のものである。保存状態も良好であるが、中心孔右側の孔は、拵の都合による後補のものとおもわれる。 |