後藤正直

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.B00066

桐箱

     売 約 済

竪長さ : 8.4cm   横長さ : 7.7cm  耳の厚さ : 0.3cm

画題

菊水図

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代後期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成21年10月30日

後藤正直 (花押)

 

竪丸形、赤銅石目地、赤銅素銅据文、金銀色絵、金消込象嵌、鋤残耳、両櫃孔

説明

 大振りの竪丸形の鐔である。良質な赤銅石目地に表裏とも乗半分を毛彫に金の平象嵌を加えて、朝日、及び夕日にたなびく雲を見事に仕上げている。表の右下半に流水を同じく毛彫に金平象嵌で表し菊花の大輪を高彫にし、裏の右下半は同じく流水に可憐な野菊を小さめに素銅であらわしている。耳は極めて細めに鋤残し耳にし、立体感を醸かもし出している。

 刀装金工辞典(若山猛:著)によれば「正直 後藤氏。清乗の門人。後藤正直(花押)と銘した菊水図の鐔がある。江戸時代後期。」とあり、まさに、この鐔をみて著者は誌したものであろうか。大振りの堂々たる鐔にて力作である。

備考

表 銘字周辺に2カ所傷みがあります。

後藤正直1
後藤正直2
後藤正直5
後藤正直6
後藤正直7
後藤正直3
後藤正直4

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