保存刀装具 NBTHK Hozon Paper |
No.B00047 |
桐箱 |
売 約 済 |
竪長さ : 8.7cm 横長さ : 8.2cm 耳の厚さ : 0.6cm |
画題 : 波に松月図 |
国 : 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部) 時代 : 江戸時代後期 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具鑑定書 平成18年02月16日 |
銘 : 直鏡(花押) |
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木瓜形、鉄槌目地、薄肉彫、金銀布目象嵌、鋤残耳、無櫃孔 |
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説明 : 畑直鏡は、江戸本郷湯島に住し、慶応・明治頃にかけて活躍する。刀工の荘司直勝の門人で、直勝家での製鐔作業の責任者となった。養子に、のちに帝室技芸員となる秀鏡がいる。 この鐔は、大振りにて重ねやや厚く、耳から切羽台に向かって肉をわずかに落としている造込みである。地鉄はやや赤味がかっており、表:荒波を薄肉彫にて、波頭に銀象嵌を加え、日の出を大きく金の布目象嵌にて仕上げ、裏:左側に大きく松の樹と枝ぶりの良い松の葉を同じく薄肉彫で仕上げている。処々に毛彫・三角鏨などを加え、工夫を凝らしている。 |