八代甚吾茂永

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No.B00036

桐箱

     売 約 済

竪長さ : 8.3cm   横長さ : 7.8cm  耳の厚さ : 0.5cm

画題

左右笠透図

: 肥後国 (熊本県)

時代 : 江戸時代中期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成21年02月24日

八代甚吾作

六十八歳 茂永

 

障泥形、鉄地、鋤下彫、陰透、真鍮象嵌、丸耳、両櫃孔

説明

大振りの一枚で、六十八歳茂永の添銘は貴重である。左右の笠や透しの周りなどの細かい真鍮の線象嵌が切れ切れに施されているが、これはあたかも線象嵌が脱落しているかの様に敢えて工夫して味わいを演出しているものであり、この心憎い仕事は茂永自身のセンスによるものである。

また、この図は五代茂永が得意とした図で「八代甚吾家鐔製作粉本」に下絵が載っている。

茂永は、五代:志水甚吾で活躍年代は文化・文政頃より嘉永年間に及び、七十五歳銘の鐔が現存している。なお、肥後では神吉深信が同時期に活躍している。

八代甚吾茂永1
八代甚吾茂永2
八代甚吾茂永3
八代甚吾茂永4
八代甚吾茂永5
八代甚吾茂永6
八代甚吾茂永7

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