成木一成

 

No.B00030

桐箱

     売 約 済

竪長さ : 8.5cm   横長さ : 8.15cm  耳の厚さ : 0.5cm

画題

髭題目・南無阿弥陀仏文字図

: 岐阜県

時代 : 現代

鑑定書

 

一成造

平成元年一月日

 

撫角形、鉄槌目地、薄肉彫、鋤残し丸耳

説明

成木一成氏は、昭和6年生まれで、故高橋介州氏に師事した。成木氏は長年にわたり、尾張・赤坂・金山鐔などの鉄鐔の復元を試み、自ら材料の砂鉄を全国各地から集め、自家製たたら製鉄によってその地鉄の再現に努めた。また、鉄地の表面処理の焼手腐らかし技法の復活にも挑戦しせいこうするなど、氏独自の鉄鐔の世界を展開している。

大振りにて厚手な堂々たる鐔である。表は「南無阿弥陀仏」の文字に橋桁、裏は「南無妙法蓮華経」の髭題目に 柿木をあしらっている。表裏共に、仏語を右半分全面に描き、右側には橋桁と柿木を簡単にあらわし、空間の広がりを出している。耳には鉄骨が出ており、信家を意識して製作された成木一成氏のオリジナル作品である。

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