後藤程乗光昌

保存刀装具 NBTHK Hozon Paper

No. B00017

桐箱

     売 約 済

小柄  長さ : 9.7cm    : 1.4cm

笄     長さ : 21.1cm  肩幅 : 1.4cm

画題

鼻革図

: 山城国 (京都府-南部)

時代 : 江戸時代初期

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀装具鑑定書

平成16年02月24日

(無銘) 程乗

小柄

目貫

赤銅魚子地、高彫、金銀色絵、裏哺金。

赤銅魚子地、高彫、金銀色絵、裏哺金。

赤銅地、容彫、金銀色絵。

説明

後藤家九代目程乗は、七代顕乗の次男で、慶長八年の生まれである。幼名を源一郎と父:顕乗同名で、諱は光尹と名乗った。寛永元年、父正継が剃髪して顕乗と号した時、理兵衛家の二代目を相続し、名を理兵衛光昌と改めた。その後、宗家の八代目光重:即乗が三十二歳の若さで亡くなり、後継者の亀市:廉乗がまだ四歳であったので、顕乗が一時宗家を預かり、後に程乗が宗家の九代目を相続した。廉乗が十八歳になった折、宗家十代目を引渡し、二十五歳になるまで後見した。また程乗は、加賀前田家に覚乗の子:演乗と隔年交代で勤務し、加賀百万石文化の発展に大きく貢献している。

 

馬具道具類を革紐で繋いだ図柄を今まで一般的に馬具図と称してきたが、同図の三所物に後藤十七代典乗光則によって廉乗作と極めた折紙が発見され、その中に「色絵紲草三所物」とあり「つなぎがわの図」であることが改めて解った。

この三所物は前述の光則折紙のある(刀装具御家彫名品聚成-P.166)に極めて近い作風であり、後藤本家九代程乗作であることが頷けるものである。

後藤程乗光昌
後藤程乗光昌
後藤程乗光昌
後藤程乗光昌

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