保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00477 |
白鞘 金着二重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 68.7cm (2尺2寸7分) 反り : 1.8cm (5分強) 元幅 : 3.1cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.4cm |
登録証 : 東京都教育委員会 昭和48年05月08日 |
国 : 東京都 時代 : 現代 昭和19年 1944年 皇紀2604年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成28年08月26日 |
銘 : 栗原昭秀造之(幡野昭信代銘) 皇紀二千六百四年八月吉日 |
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形状 : 鍛 : 刃文 :
帽子 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅尋常にて、重ねやや厚く、反り浅くつき、中鋒となる。 板目、総じて柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景入る。 小のたれ調に小互の目・小丁子風の刃、少しく尖りごころの刃など交じり、足入り、小沸つき、刃縁が刃肌にからみて砂流しかかる。 直ぐに大丸に返り、先掃きかける。 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。 |
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説明 : 栗原彦三郎昭秀は栃木県阿蘇郡閑馬の里(現:佐野市)出身、元衆議院議員。早くより刀剣を好み、特に鍛錬に趣味を有し二代:将應に学ぶ。日本刀伝習所を赤坂氷川町の自宅庭内にもうけ笠間繁継などを招して師となし門下生指導の道を開く。門下生には、人間国宝である宮入昭平(行平)刀匠、天田昭次刀匠等はじめ多数おり、鍛錬所には常に数十人の刀工が常駐し日夜、日本刀の製作に励んでいたという。。昭和十年、主催:日本刀伝習所、後援:文部省にて日本刀展覧会を開く。のち毎年これを開催することを務める傍機関誌として「日本刀」及び「日本趣味」を発刊する。刀匠、研磨師、鞘師などの隆盛をはかった斯界の功労者である。 大戦中の有名刀匠としては、栗原彦三郎昭秀、笠間繁継、塚本一貫斎起正、月山貞勝らがあげられる。 本作は昭和19年、いわゆる皇紀2604年の製作で、銘振りから幡野昭信刀匠が代作代銘に任じたことが銘振りより窺える。 |
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備考 : 古研ぎのため、全体にヒケ、部分的に刃先に小錆があります。 棟に小錆があります。 |