陸奥大掾三善長道

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.A00455

白鞘  金着二重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 51.4cm  (1尺6寸9分半) 反り : 1.0cm  (3分強)

元幅 : 2.85cm 先幅 : 2.1cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

登録証

東京都教育委員会

平成27年08月11日

:岩代国 (福島県-西部)

時代 : 江戸時代中期 寛文頃 1661-1672年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成28年02月04日

陸奥大掾三善長道

形状

刃文

 

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常に、元先の幅差つき、重ね厚め、反り浅くつき、中鋒つまる。

小板目肌つみ、表裏腰元に流れ肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かによく入る。

直ぐ調に短く焼き出し、その上は焼幅広く、小のたれに互の目交じり、処々互の目が二つ連れて瓢箪刃風を呈し、足長くよく入り、匂深く、沸厚くつき、砂流しかかり、金筋入り、匂口明るい。

直ぐに小丸に返り、先掃きかける。

生ぶ、先やや刃上がりごころの栗尻、鑢目勝手下がり,

目釘孔一。

説明

 三善長道は、三好藤四郎といい、伊予松山に住した長国の孫である。長国は加藤嘉明に抱えられたが、寛永4年、加藤家が伊予から奥州会津に移封の際、従って移ったものであり、長道の父:政長もまた長国と共に会津に移った。長道は寛永10年に会津で生まれ、初め道長といい、万治2年、陸奥大掾を受領して名を長道と改め、貞享2年、53歳で歿している。作風はのたれに互の目が交じり、高低のある乱れ刃で、江戸の長曽弥虎徹のハネトラ時代の作柄に近いものであり、「会津虎徹」の呼び声が高い。

備考

新刀 上作

最上大業物

陸奥大掾三善長道1
陸奥大掾三善長道2
陸奥大掾三善長道3
陸奥大掾三善長道4

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