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No.A00453 |
(附) 刀箱 白鞘 金着一重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 71.6cm (2尺3寸6分) 反り : 1.8cm (5分半) 元幅 : 3.3cm 先幅 : 2.8cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm |
登録証 : 岐阜県教育委員会 昭和59年12月21日 |
国 : 岐阜県 時代 : 現代 昭和59年 1984年 |
鑑定書 : |
銘 : 藤原兼房彫同作之 昭和甲子年秋吉祥日 (棟に)二十四代 二十五代 父子合作 |
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形状 :
鍛 : 刃文 :
帽子 : 彫物 : 茎 : 鎬造、三ツ棟、身幅広め、重ねやや厚く、元先の幅差少なく、反り浅くつき、大鋒となる。 板目、処々柾がかり、地沸つき、地景入る。 頭の丸い互の目丁子を主調に互の目・小互の目交じり、焼き高く華やかとなり、足入り、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。 乱れ込み小丸に返り、先掃きかける。 表裏に棒樋を丸留めし、表は這竜、裏に爪付剣 生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。 |
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説明 : 加藤一門は美濃鍛冶の名門で初代兼房が室町時代に「兼房乱れ」の独特の作で名をなして以来、岐阜県関市において代々その名を継承している。 この刀は、形状は、身幅広めに、重ねやや厚く、元先の幅差少なく、反り浅くつき、大鋒となった豪壮な姿を呈す。地鉄は、板目に処々柾がかり、地沸つき、地景入る。刃文は、兼房丁子と呼ばれる頭の丸い独特な互の目丁子を主調に、互の目・小互の目交じり、焼き高く華やかに乱れ、足入り、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。さらに、彫物は、表に這竜、裏に爪付剣を配し、彫口は精緻で鏨がよく効いている。身幅の広く、大鋒に結んだ豪壮なる姿に、兼房丁子の華やかな刃文を焼き、這竜の彫物と相俟って迫力のある作品となっている。 |
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備考 : |