杉山正俊

 

No.A00371

白鞘  金着二重ハバキ

      売 約 済

刃長 : 76.6cm  (2尺5寸2分半) 反り : 3.2cm  (1寸)

元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.8cm 先重 : 0.6cm

登録証

徳島県教育委員会

平成18年08月23日

: 徳島県

時代 : 現代 昭和62年 1987年

鑑定書

杉山正俊造之

平成十八年十一月日

形状

刃文

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅広め、重ね厚く、元先の幅差つき、腰反りつき、中鋒詰まりごころ。

小板目肌つみ、地沸つき、地景入る。

丁子を主調に焼き高く華やかに乱れ、互の目・小互の目交じり、足入り、匂い本位にわずかに小沸つき、砂流しかかる。

小さく乱れ小丸に返り、先掃きかける。

表裏に二筋樋を掻き通す。

生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。

説明

 杉山正俊刀匠は、本名を杉山俊雄といい、昭和2年に生まれる。鍛刀の技を杉山正友師、河内国平師に学び、竜眼子と号す。新作名刀展に努力賞など多数受賞し、徳島県無形文化財保持者となり徳島県吉野川市に在住する。

 本作は、腰反りつき、中鋒に結ぶといった鎌倉時代中期の太刀姿を呈す。地鉄は、小板目がよく詰んで、地沸がつき、地景入る。刃文は、丁字乱れを主とし、総じて焼きが高く華やかとなっており、部分的に複雑に乱れ、古作の雰囲気を醸し出している。研磨・ハバキ・白鞘などのコンディションが良好であることも好ましい。

備考

杉山正俊1
杉山正俊2
杉山正俊3
杉山正俊4

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