無鑑査 Mukansa |
No.A00367 |
白鞘 上貝金無垢下貝赤銅二重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 71.3cm (2尺3寸5分弱) 反り : 1.9cm (6分) 元幅 : 3.0cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm |
登録証 : 県教育委員会 昭和24年09月13日 |
国 : 神奈川県 時代 : 現代 平成二十四年 2012年 |
鑑定書 : |
銘 : 相模国広木弘邦造 平成二十二二年弥生 |
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形状 : 鍛 :
刃文 :
帽子 : 彫物 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、浅く反りつき、大鋒となる。 板目、刃寄りなど柾がかり、総じて肌立ちごころに、地沸つき、地景入り、鉄色黒みがかり、淡く映り立つ。 中直刃を基調に、小互の目交じり、足・逆足・葉よく入り、匂口締まりごころに、わずかに小沸つき、細かに砂流しかかる。 直ぐに浅くのたれ込み小丸に短く返る。 表裏に棒樋を掻き通す。 生ぶ、先浅い栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一。 |
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説明 : 広木弘邦刀匠は、本名を広木順一といい、昭和23年8月4日、福岡県に生まれる。幼少頃より父の広木国広刀匠に強く影響を受け、人間国宝:隅谷正峯刀匠に師事する。昭和43年、文化庁より作刀承認を得る。昭和48年、神奈川県厚木市に鍛刀場を開設する。平成8年、(財)日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定される。独自の地鉄の研究を重ね青江写しを得意としている。第4回刀文協新作日本刀展出品を最後に、平成25年5月、65歳で死去される。 この刀は、元先の幅差が少なく、反りが浅く、大鋒に結んだ南北朝時代、延文・貞治頃の大太刀を大磨上にした姿形を示している。地鉄は、板目に、刃寄りなど柾がかかり、やや肌目がたち、地景が入り、鉄色やや黒みがかり、淡く映りたつ。刃文は、中直刃を基調に、小互の目交じり、足・逆足・葉よく入り、匂口締まりごころに、わずかに小沸つき、細かに砂流しかかる。帽子は、浅くのたれて小丸に小さく返る。南北朝時代の三尺に及ぶ大太刀を大磨上無銘にした刀姿や、よく澄んだ地鉄、直刃調の刃文に、帽子の特徴などから広木刀匠が得意とされた青江を写したものと推察され、就中、南北朝時代の青江次吉を意識したものであろう。 |
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備考 : 無鑑査。 |