|
No.A00308 |
白鞘 金着二重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 24.5cm (8寸1分) 反り : なし 元幅 : 2.35cm 元重 : 0.5cm |
登録証 : 北海道教育委員会 平成10年02月12日 |
国 : 北海道 時代 : 現代 平成9年 1997年 |
鑑定書 : |
銘 : 胤匡作(堀井胤匡) 平成九年卯月吉日 |
|
形状 : 鍛 : 刃文 :
帽子 : 茎 : 平造、庵棟、身幅・重ね尋常に、内反りごころなる。 小板目肌つみ、処々柾がかり、地沸つき、地景繁く入る。 互の目に小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、匂口明るい。 のたれ込みに小丸に品良く返り、やや長く焼き下げて、先掃きかける。 生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。 |
|
説明 : 堀井胤匡刀匠は、本名を堀井重克といい、堀井胤次刀匠の子として昭和29年3月30日に北海道室蘭市に生まれる。室蘭工業高校を卒業後、昭和47年、日本製鋼所室蘭製作所に入社する。叔父である堀井家四代目当主:堀井信秀刀匠、そして父:堀井胤次刀匠に師事し鍛刀の業を磨き、昭和54年、文化庁より製作承認の許可を得る。平成14年より瑞泉鍛刀所の四代目刀匠に就任する。 この短刀は、8寸1分(24.5cm)と常寸の長さで、身幅・重ねともに尋常に、内反りごころの品の良い短刀姿をしめす。地鉄は、小板目肌がよくつみ、少しく柾がかり、地沸つき、地景がよく入っている。刃文は、互の目に小互の目を交えて小沸つき、匂口が明るい点が特筆される。さすがに、堀井一門の現当主である堀井胤匡刀匠の作品で、地鉄の妙味とそれが刃に絡んだ金筋などは固山宗次を彷彿とさせる。品の良い短刀で、楽しんでいただける一品となっている。 |
|
<堀井家の系譜> 初代:堀井胤吉(月山貞一・大慶直胤門人) 二代:堀井胤明 三代:堀井俊秀(兼吉・秀明同人)(瑞泉初代) 四代:堀井信秀(俊秀長男) (瑞泉2代) 分家:堀井胤次(俊秀次男)(瑞泉3代) 現当主:堀井胤匡(瑞泉4代) |
|
備考 :
切先や刃先にわずかに薄錆びがみられます。 |