大久保和平

無鑑査 Mukansa

No.A00266

白鞘  金着一重ハバキ

      売 約 済

刃長 : 76.0cm  (2尺5寸1分) 反り : 2.2cm  (7分強)

元幅 : 3.3cm 先幅 : 2.6cm 元重 : 0.8cm 先重 : 0.6cm

登録証

神奈川県教育委員会

昭和51年07月07日

: 神奈川県

時代 : 現代 昭和51年 1976年

鑑定書

相州住和平作(大久保和平)

昭和五十一年二月吉日

形状

刃文

 

帽子

彫物

鎬造、庵棟、身幅広く、重ねやや厚く、長寸にて、反り深く、大鋒の豪壮な太刀姿。

板目つみ、やや流れごころに、地沸つき、地景入る。

のたれ調に頭の丸い互の目を連れて焼き、少しく尖り刃を交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、砂流しかかり、匂口明るい。

乱れ込み小丸に返り、先掃きかける。

表裏に棒樋を掻き流す。

生ぶ、先栗尻、鑢目大筋違、目釘孔一。

説明

 大久保和平刀匠は、本名を十和彫(とわず)といい、昭和18年に生まれる。昭和36年、人間国宝:宮入昭平刀匠に入門し、同42年まで修行する。昭和42年1月9日、作刀承認を得て、十和彫の「和」に師:昭平の「平」をいただき刀匠銘「和平」を名のる。昭和42年、第3回新作名刀展に出品し入選する。 以後、優秀賞2回、奨励賞2回、努力賞7回受賞する。平成12年、(公)日本美術刀剣保存協会の無鑑査認定を受ける。平成15年、2月24日没。

 本作は、身幅広く、重ねやや厚く、長寸にて、大鋒に結ぶ豪壮な太刀姿をあらわす。刃紋は、師匠である宮入昭平刀匠を髣髴させる頭の丸い互の目乱れを焼き、少しく尖り刃を交え、足長く入り、小沸がよくついて、匂口が明るいことが特筆される。大久保和平刀匠が33歳の初期作にして、作風は尖り刃を交えて志津を意識している。宮入一門の技倆の高さが窺い知れる優品といえる。。

備考

無鑑査

 

古研ぎの為、細かなヒケ・小錆があります。

大久保和平1
大久保和平2
大久保和平3
大久保和平4

刀剣や刀の販売なら日本刀販売専門店つるぎの屋のTOPページに戻る