河内守国助

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No.A00254

白鞘  金着一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 56.0cm  (1尺8寸5分弱) 反り : 1.7cm  (5分)

元幅 : 3.1cm 先幅 : 2.3cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.5cm

登録証

茨城県教育委員会

昭和28年06月11日

: 摂津国 (大阪府-北西部・兵庫県-南東部)

時代 : 江戸時代中期 万治頃 1658-1660年頃

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成22年08月12日

河内守国助

形状

 

 

刃文

 

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅やや広めに、重ね厚く、やや先反りつき、中鋒となり、手持ちがズシリと重く健全となっている。。

小板目肌よくつみ、鎬地わずかに柾がかり、地沸細かにつき、地景入り、美しい肌合いとなる。。

腰元をやや長めに焼出し、その上は焼幅広めに拳形の丁子を主調に互の目・丁子風の刃・小互の目など交じり、足長くよく入り、沸つき、細かな砂流しかかり、処々金筋入る。

浅くたるみ込み小丸に返り、先掃きかける。

生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目大筋違に化粧風つく、目釘孔二。

説明

 二代:河内守国助は、初代:河内守国助の子で、俗に「中河内」と呼ばれている。作風は、小板目肌のよくつんだ鍛えに、華やかな丁子を主調とし、世に「拳形丁子」と称せられる彼独特の握り拳形の丁子を交え、匂勝ちに小沸がつき、元に直ぐの長い焼出しが見られ、帽子は小丸に返るものである。

 この脇指は、直ぐに長く焼きだして、その上は焼幅広めに拳形の丁子を主調に互の目・丁子風の刃・小互の目等が交じり、足が長くよく入り、沸がつき、細かな砂流しがかかるなどの出来口を示している。常々の同作に比して、焼刃が沸づき、金筋・砂流し等の刃中の働きも比較的に目立ち、匂口がふっくらと軟らかく優れた出来映えとなり、二代:国助の本領が遺憾無く発揮されている。同作中に佳品で、幅広・重ね厚の豪壮な脇指姿と相俟って迫力が感ぜられる一口である。加えて、上研磨されており、状態が良好であることが好ましい。

備考

新刀 上作。

業物。

 

上研磨済み。気になるほどではありませんが、指裏の中程やや下の刃先に炭こごりがあります。

河内守国助1
河内守国助2
河内守国助3
河内守国助4

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