加藤祐国

 

No.A00251

白鞘  金着一重太刀ハバキ

      売 約 済

刃長 : 75.0cm  (2尺4寸7分) 反り : 2.4cm  (0分)

元幅 : 3.4cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm

登録証

東京都教育委員会

昭和60年06月27日

: 東京都

時代 : 現代 昭和57年 1982年

鑑定書

武蔵国住加藤祐国作之

昭和五十七年二月吉日

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅広めに、重ね厚く、長寸にて、反りつき、猪首風に中鋒つまりごころとなり、豪壮かつ優美な太刀姿をなす。

小板目肌つみ、処々流れて柾がかり、地沸つき、地景入り、美しい肌合いとなる。

互の目・小互の目に丁子交じり、足よく入り、匂深く、小沸よくつき、刃縁が刃肌にからみて幾重にも砂流しかかる。

乱れ込み、小丸に返り、先掃きかける。

生ぶ、先栗尻、鑢目筋違に化粧つく、目釘孔一。

説明

 加藤祐国刀匠は、祖父の代より刀工を営み、東京都中目黒にて刃物工業を営みつつ、鍛刀研究に努め、備前伝を得意としている。

 この太刀は、豪壮なる鎌倉中期の太刀姿を再現し、刃紋は華やかな丁子乱れを焼いて成功している。研磨・白鞘・ハバキも入念に仕上げられた上質な工作が施されており、楽しめる一振りである。

備考

指裏の帽子に、小錆があります。

棟に小傷があります。

加藤祐国1
加藤祐国2
加藤祐国3
加藤祐国4

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