保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00238 |
白鞘 金着太刀ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 75.6cm (2尺4寸9分半) 反り : 1.4cm (5分弱) 元幅 : 2.8cm 先幅 : 0.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm |
登録証 : 愛知県教育委員会 昭和34年04月15日 |
国 : 山城国 (京都府-南部) 時代 : 江戸時代中期 寛文頃 1661-1672年頃 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成23年02月25日 |
銘 : 以南蛮鉄城州住政国 |
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形状 : 鍛 :
刃文 :
帽子 : 彫物 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常に、長寸にて、反りわずかにつき、中鋒となる。 板目に杢を交え、刃寄り柾がかり、肌立ちごころに、地沸つき、地景太く入り、ザングリとした肌合いとなる。 浅くのたれごころの中直刃を基調に、小互の目交じり、足・葉よく入り、小沸つき、やや叢だち、砂流しかかり、打ちのけ・湯走りなど交え、匂口沈みごころとなる。 直ぐ調に小丸に返り、先わずかに掃きかける。 表:腰元に櫃内に真の倶利伽羅、裏:腰元に梵字に三鈷付剣を肉彫する。 生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。 |
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説明 : 平安城政国は、銘鑑では初代が元和頃、二代が寛文頃とあり、本工は二代の政国であろう。銘振りは「平安城住政国」「城州住政国」「間之町住政国」などと銘す。堀川国政の弟子といい、大坂においても作る。 この刀は、長寸にて、地鉄は、板目に杢を交え、刃寄り柾がかり、やや肌立ちて、地沸がよくつき、地景太く入り、鉄色が黒みがかったザングリとした所謂「堀川地鉄」をみせている。刃文は、直刃出来ながらよく観察すると少しく小互の目が交じり、足・葉がさかんに入り、小沸がつき、刃中は砂流し・湯走り・打ちのけなどよく働いている。特筆すべきは、彫物であり、師匠の堀川国政にも櫃内に濃密な彫物を施したものが経眼され、本作も表には櫃内に濃密なる真の倶利伽羅をあらわし、裏には梵字・三鈷付剣を肉彫りし、ともによく鏨が効いている。 |
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備考 : 新刀 中上作。
刃区にわずかに欠けています。 |