保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00201 |
白鞘 金着一重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 27.7cm (9寸1分強) 反り : 0.5cm (1分) 元幅 : 0.45cm 元重 : 2.4cm |
登録証 : 岡山県教育委員会 昭和26年05月10日 |
国 : 美濃国 (岐阜県-南部) 時代 : 室町時代後期 天正頃 1573-1592年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成22年07月02日 |
銘 : 兼貞 |
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形状 : 鍛 :
刃文 :
帽子 : 茎 : 平造、三ツ棟、身幅尋常に、重ねやや厚く、反りつく。 板目つみ、総じて柾がかり流れ、肌立ちて地斑状の肌を交え、地沸つき、地景入り、白け映りたつ。 浅い小のたれ調に小互の目・尖り刃・角張る刃など交じり、足入り、匂勝ちに、小沸ムラにつき、わずかに砂流しかかり、匂口沈みごころとなる。 乱れこみ地蔵風に返り、先掃きかける。 生ぶ、先浅い栗尻、鑢目檜垣、目釘孔二。 |
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説明 : 室町後期、美濃国関の地には「兼某」と称する刀工が幾人も輩出し、中でも孫六兼元と和泉守兼定(之定)は美濃鍛冶の双璧として著名である。兼貞は、「蜂屋兼貞」が有名であるが、本工はそれよりもやや時代の下がった天正頃の兼貞であり、数多くいる関鍛冶の一人と思われる。 天正頃の短刀姿に、地鉄は、柾目鍛えに淡く白け映りが立ち、刃文は、元を実用面から直ぐの焼出し風とし、その上は尖り刃を多く交えるなど美濃物の特色をよくあらわしている楽しめる一振りである。 |
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備考 :
数ヶ所に小傷があり、棟と刃先に小錆、指裏の中の度にヒケがあります。 |