保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00166 |
白鞘 銀無垢一重時代ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 68.8cm (2尺2寸7分) 反り : 1.8cm (5分) 元幅 : 3.0cm 先幅 : 1.8cm 元重 : 0.8cm 先重 : 0.45cm |
登録証 : 福岡県教育委員会 昭和37年07月19日 |
国 : 肥後国 (熊本県) 時代 : 江戸時代後期 元治2年 1865年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成20年05月30日 |
銘 : 肥後同田貫宗広 元治二年二月日 |
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形状 :
鍛 :
刃文 :
帽子 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅尋常、重ね厚く、元先の幅差ややあり、頃合に先反りつき、中鋒に結び、ズシリと重量感がある。 小板目肌つみ、総体にやや肌目たち、地沸厚くつき、地景繁く入り、金色黒みがかり、淡く映りたつ。 小互の目を主調に尖り刃・小丁子風の刃・腰の開いた刃など交じり、総体に逆がかり、足よく入り、匂本位に、匂口締まり、砂流し幾重にもさかんにかかり、焼頭に沿って、小さな飛焼風交える。。 乱れ込み、小丸に返り、先掃きかける。 生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目浅い勝手下がり化粧つく、目釘孔一。 |
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説明 : 同田貫宗広は、本名を小山太郎といい、肥後国延寿鍛冶の末流で、自ら「同田貫上野介拾代嫡孫延寿太郎」と銘す。肥後国熊本藩細川家の重臣である沼田有宗に従って江戸に出て、水心子正秀に学び、江戸においても作刀する。作風は、小板目肌がよく詰んだ鍛えに、一見、固山宗次に見紛う華麗な小丁子乱れを焼き、丁子の房が「2つ、1つ、2つ、1つ」と規則的に繰り返す手癖をみせている。備前伝の他に稀に直刃などがあり、作品は天保元年から明治4年まで現存している。新々刀同田貫一派の末尾を飾る良工である。 本作は、同田貫宗広の典型的な作風で、小板目肌がよく詰んだ鍛えに淡く映りがたち、華やかな小丁子乱れを焼き、宗広の焼き刃の特長がよくあらわし、刃中に砂流しがさかんにかかり、焼頭に沿って小さな飛焼を交えるなど優れた出来映えを示した優品である。地刃ともに健全であることも特筆される。 |
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備考 :
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