保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00143 |
白鞘 銀無垢家紋ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 67.0cm (2尺2寸1分) 反り : 2.4cm (7分) 元幅 : 3.1cm 先幅 : 1.9cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.6cm |
登録証 : 埼玉県教育委員会 平成19年03月07日 |
国 : 東京都 時代 : 現代 昭和18年 1943年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成20年08月22日 |
銘 : 塚本一貫斎起正 昭和十八年二月日 |
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形状 : 鍛 : 刃文 :
帽子 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅尋常にて、重ねやや厚く、元先の幅差つき、先反り高く、中鋒となる。 板目よく錬れてつみ、強い鍛えとなり、地沸つき、地景入る。 焼の高いのたれを主調に互の目・小互の目・小丁子など交じり、物打ち辺は一段と焼高くなり、華やかに乱れ、足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しさかんにかかる。 焼深く一枚風となり、先掃きか火焔状となる。 生ぶ、先栗尻、鑢目切、目釘孔一。 |
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説明 : 塚本新八、大正4年に福島県郡山市に生まれる。越後山村正信末裔と言う。昭和8年8月24日、笠間一貫斎繁継に入門、後に娘婿となる。師匠であり義父であ る笠間一貫斎繁継と同じく一貫斎と号す。陸軍受命刀工(昭和18年)。昭和35年6月27日没、47才。また日本刀名鑑には昭和32年没、42才と言う。 世田谷区世田谷。 この刀は、焼きが高く、よく沸づき、また刃中の働きも盛んであり、烈しく覇気が感じられる。一見すると山浦清麿門下の鈴木正雄などに見紛うような出来であり、昭和初期を代表する名人:塚本一貫斎起正の技倆の高さが窺える、会心の一振りである。 通常の軍刀形式よりもやや長さもあり、反りが高くつき、姿も優美となる。また、平肉がよくついており、こういった細かい点にまで細心の注意が払われていることに、さすがに当代きっての名人の技と感嘆するばかりである。 |
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備考 : 陸軍受命刀工
上研磨済み。気になるほどではありませんが、指表:ハバキ元の鎬地に鍛割れがみられます。 |