|
No.A00142 |
白鞘 金着二重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 52.2cm (1尺7寸2分半) 反り : 1.0cm (3分) 元幅 : 3.05cm 元重 : 0.5cm |
登録証 : 神奈川県教育委員会 平成05年03月23日 |
国 : 神奈川県 時代 : 現代 平成四年 1992年 |
鑑定書 : |
銘 : 相模国住人秋弘作 平成二二年五月吉日 |
|
形状 : 鍛 :
刃文 :
帽子 : 彫物 : 茎 : 表:切刃造、裏:平造、庵棟、身幅やや広めに、重ね尋常、寸延びて、先反りつく。 板目、少しく杢交じり、総体に柾ごころとなり、処々流れ、肌立ちごころとなり、地沸厚くつき、地景入る。 浅いのたれ調に大互の目、わずかに尖りごころの刃交じり、足入り、小沸よくつき、部分的に沸づき、刃縁肌にからみて砂流し幾重にも細かにかかり、先飛び焼きを交え、棟を焼く。 直ぐ調に小丸に返り、先掃きかける。 表:素剣、裏:護摩箸をとも肉彫する。 生ぶ、先剣形、鑢目逆筋違、目釘孔一。 |
|
説明 : 本名を佐久間和昭といい、広木弘邦刀匠の弟子の一人である。弟子というよりむしろ山浦清麿と窪田清音の様な関係の方である。よって、作品は極めて少ない。 本作は、南北朝時代の身幅広く、寸が延びた大振りな体配となり、相州上工にまま見受けられる片切刃造をよく写している。地鉄に柾が交じりやや流れ、刃文に尖り刃がわずかに交じるところから志津三郎兼氏をねらったものであろうか。出来もさることながら研磨・白鞘・ハバキなどどれをとっても一流の職人の手によるものでありコンディションが良い。 |
|
備考 : 指裏:上部の刃中にわずかな石気が二カ所あります。 |