明珍義重

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

藤代松雄先生鑑定書 Mr.Matsuo Fijishiro Paper

No.A00123

(附) 黒呂色塗鞘打刀拵

白鞘  金着一重ハバキ

     売 約 済

刃長 : 69.4cm  (2尺2寸9分) 反り : 2.6cm  (7分半)

元幅 : 2.7cm 先幅 : 1.85cm 元重 : 0.8cm 先重 : 0.55cm

刀身重量(裸身) : 730g  刀身重量(鞘を払って) : 970g

登録証

東京都教育委員会

平成03年06月18日

: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)

時代 : 江戸時代後期 安政2年 1855年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成20年08月22日

明珍紀義重作(武蔵)

安政二年二月日

形状

 

刃文

帽子

鎬造、庵棟、やや細身にて、重ね厚く、先反り強く、中鋒延びごころとなる優美な姿。重ねが厚いため手持ちに重量感がある。

板目、総体に柾がかり流れ、地沸つき、地景入る。

中直刃、小沸つき、部分的にムラだち、刃縁にほつれ・二重刃交え、砂流しかかる。

直ぐに小丸に返り、先わずかに掃きかける。

約2cmの区送り、先浅い栗尻、鑢目勝手下がり化粧つく、目釘孔一。

 

目貫

黒呂色塗鞘打刀拵 総長 : 102.0cm

唐草に双龍図、竪丸形、鉄地、地透、金布目象嵌、両櫃孔、無銘(南蛮)

高さ:7.2cm 幅:7.0cm 厚さ:0.5cm

白鮫着、金茶糸平巻。長さ:24.3cm

流水に馬図、真鍮槌目地、高彫、赤銅象嵌色絵、無銘 高さ:3.8cm 幅:2.2cm

牛図、赤銅地容彫

説明

明珍義重は、安政頃の武蔵国の刀工にて、同名が甲冑師にもおり同人、或いは有縁の人物と推察される。

この刀は、ごくわずかに区を送っているものの、全体の刀姿を崩すものではなく、重ねも十分であるために手持ちもズシリと重く、しっかりとしている。柾目鍛えに、直刃の中に喰違刃、二重刃などを交え、大和伝の作風をなした真面目な一振りである。研磨・白鞘・ハバキ・拵など全てのコンディションも良好である。

備考

鞘の塗りにわずかに傷みがあります。

明珍義重1
明珍義重2
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明珍義重8
明珍義重9

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