片倉正義

保存刀剣 NBTHK Hozon Paper

No.A00122

黒変塗鞘打刀拵  真鍮一重時代ハバキ

     売 約 済

刃長 : 72.5cm  (2尺3寸8分) 反り : 2.0cm  (5分半)

元幅 : 2.8cm 先幅 : 2.0cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.45cm

刀身重量(裸身) : 675g  刀身重量(鞘を払って) : 945g

登録証

栃木県教育委員会

昭和30年06月28日

: 出羽国 (秋田県・山形県)

時代 : 明治時代 明治元年 1868年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

保存刀剣鑑定書

平成20年08月22日

羽州米沢住片倉正義作

明治元年十月日

形状

 

刃文

 

帽子

鎬造、庵棟、身幅尋常にて、重ねやや厚く、反りつき、中鋒の延びた長寸で手持ちの良い姿。

小板目つみ、地沸細かにつき、地景入り、無地風な肌合いを呈す。

中直刃調に、中程から上は一段と刃幅広く広直刃調となり、互の目・小互の目交じり、足入り、匂深く、小沸よくつき、処々沸づき、細かに砂流しかかる。

焼深く一枚風にて、先掃きかける。

生ぶ、先刃上がり栗尻、鑢目勝手上がり、目釘孔一。

 

目貫

割笄

黒変塗鞘打刀拵 総長 : 102.0cm

桐透かし図、変わり形、鉄地、地透、毛彫、丸耳、両櫃孔、無銘(肥後後代)

高さ:7.5cm 幅:7.4cm 厚さ:0.6cm

白鮫着、金茶糸平巻。長さ:24.8cm

菊に唐草図、鉄地、高彫、金象嵌 高さ:3.9cm 幅:2.3cm

葵紋三双図、赤銅地容彫、金色絵

秋草図、無銘。長さ:20.8cm

説明

片倉正義は、銘文の通り出羽国米沢の刀工である。他に、一門に片倉正晴などがおり、いずれも水心子正秀の門人であろうか。

米沢は、米沢藩上杉家十五万石の城下町で、おそらくは本作も米沢藩士の注文によるものであろう。この刀が製作された明治元年10月は、すなわち慶応4年9月8日が改元であることより、当に改元直後の記念すべき作品といえる。刀身は無傷にて出来の優れたものなれど、当時のままの状態であるため、小錆があり保存状態はあまりよくない。制作当初の時代拵が添えられていることが好ましい。

備考

全体に、小錆・ヒケがあります。

この商品には白鞘は附帯しません。

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