保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No.A00086 |
白鞘 上貝素銅下貝金着二重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 71.0cm (2尺3寸5分) 反り : 2.6cm (8分半) 元幅 : 3.0cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.6cm 先重 : 0.5cm |
登録証 : 東京都教育委員会 平成18年03月14日 |
国 : 加賀国 (石川県-南部) 時代 : 室町時代後期 元亀頃 1570-1573年頃 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 昭和58年11月18日 |
銘 : 勝家 |
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形状
鍛 : 刃文 :
帽子 : 彫物 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅やや広く、磨上げ(約5cm)にもかかわらず、先反り強くつき、中鋒の延びた堂々とした姿を呈す。 板目、総体に肌立ちて、地沸よくつき、地景入り、鉄色黒みがかる。 小互の目や小丁子を主調に、尖り刃・角張る刃など交じり、足入り、総じてやや小づみ加減となり、小沸つき、叢だち、砂流しかかり、匂口沈みごころとなる。 焼き深く、直ぐ調にややのたれ、小丸倒れごころとなり、焼き下げる。先掃きかける。 表裏に棒樋を丸留する。 磨上げ(約5cm)、鑢目勝手下がり、先切、目釘孔二。 |
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説明 : 加州勝家は、その元祖を「越前来」の誉れ高い来国安の流れといわれている。銘鑑には、初代:三郎右衛門-享徳頃、二代:新助-明応頃、三代:忠介-永正頃、の名があげられているが、彼らの作品は少なく、多くは四代にあたる忠介であり、元亀・天正の頃のものが多い。以後、新刀期にも、その名跡が数代続いている。 作刀は身幅があり、姿が良く、刃文は腰開き互の目に複式互の目を交えた末備前風となり、心持ち崩れる感がある。 本作も、磨上げ(約5cm)にもかかわらず、身幅があり、手持ちがズシリと重く、先反りも加わり、勇壮な姿となっている。加州勝家の作風をよく示した典型作である。 |
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備考 : 末古刀 中作 良業物 |