保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No. A00070 |
(附) 茶呂色塗鞘肥後拵 白鞘 金着一重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 72.4cm (2尺3寸9分弱) 反り : 2.4.cm (7分強) 元幅 : 3.1cm 先幅 : 1.9cm 元重 : 0.65cm 先重 : 0.4cm |
登録証 : 熊本県教育委員会 昭和26年03月30日 |
国 : 肥後国 (熊本県) 時代 : 江戸時代後期 天保7年 1836年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成19年08月21日 |
銘 : 肥後国住安東直友作 天保七年四月日 |
|
形状 : 鍛 : 刃文 :
帽子 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅・重ね尋常、先反りつき、中鋒やや延びる。 板目つみ、杢交じり、地沸つき、地景入る。 片落ち互の目を主調に、互の目・小互の目交じり、足よく入り、匂本位に小沸つき、砂流しかかり、刃縁にわずかに小さな湯走り交える。 焼深く、小さく乱れみ、小丸、返り長く焼き下げる。先掃きかける 生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり化粧つく、目釘孔一。 |
|
拵 : 鐔:
柄 : 縁頭 : 目貫 : 茶呂色塗鞘肥後拵 総長 : 103.3cm 藤図、おたふく木瓜形、赤胴鎚目地、薄肉彫、左右松形透かし、耳赤銅覆輪、無銘 竪長さ : 8.1cm 横長さ : 7.5cm 耳の厚さ : 0.5cm 白鮫着、金茶糸菱巻 長さ:24.8cm 赤銅波地、高彫、高さ:3.9cm 幅:2.3cm 朝顔図、赤銅地容彫 |
|
説明 : 安東直友は、銘鑑では「肥後国直友作」安政ころ、肥後。とある。 片落ち互の目の刃文を焼く備前伝の作風、茎仕立て・鑢目、「直」の字を銘するところなどから、大慶直胤の門人と推察される。 この刀は、反りがよくつき、鋒のやや延びた復古刀の姿に、師:直胤のゆずりの景光写しにて、片落ち互の目を焼いて成功している。天保七年の製作年紀があり、一般に天保頃のものに出来の優れたものが多く、新々刀の中にあって、「天保打」と呼ばれ賞賛されている。 拵は、刀剣の製作と同時期の肥後拵が附帯していることが好ましい。 |
|
備考 : 上研磨済
指裏、中程の刃中に僅かな(約4mm)の小傷が気になる程ではないですがあります。 |