近江大掾忠広

特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

No. A00065

白鞘  金着二重ハバキ

  売約済

刃長 : 30.6cm  (1尺3分) 反り : 1.0cm  (わずか)

元幅 : 2.9cm 元重 : 0.7cm

登録証

東京都教育委員会

昭和27年08月26日

: 肥前国 (佐賀県・長崎県)

時代 : 江戸時代初期 寛永18年 1641年

鑑定書

(公)日本美術刀剣保存協会

特別保存刀剣鑑定書

平成05年07月23日

近江大掾藤原忠広

形状

刃文

帽子

彫物

平造、、身幅広く、重ね厚く、寸延び、反り浅くつく。

小板目、よく錬れてつみ、地沸微塵に厚くつき、、地景太く入り、所謂小糠肌の状となる。

のたれに互の目交じり、小足入り、匂深く、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかる。

小丸。

表に梵字・素剣。裏に腰樋に添樋。

説明

二代:近江大掾忠広の作品は全刀工の内、最も多く遺されているといわれる。但し、短刀はわずかに数口をかぞえるのみで、誠に、不思議な話である。

この短刀は、忠広が寛永十八年七月二十二日に「近江大掾」を受領した直後の作品であることが銘振りより解る。

なお、忠広が短刀を制作する場合、多くは特別注文による写しものであり、「来国俊」「長船景光」写しなどがある。本作は、作風から「村正」あたりをねらったものと思量される。

珍品中の珍品といえる好短刀といえる。

備考

新刀 上々作。

大業物。

近江大掾忠広

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