特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper |
No. A00043 |
白鞘 金着一重時代ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 53.8cm (1尺7寸7分) 反り : 1.2cm (3分半) 元幅 :2.9cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm |
登録証 : 高知県教育委員会 昭和41年10月03日 |
国 : 摂津国 (大阪府-北西部・兵庫県-南東部) 時代 : 江戸時代中期 天和2年 1682年 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣鑑定書 平成16年02月09日 |
銘 : 近江守高木住助直 天和二年二月 |
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形状 :
鍛 :
刃文 :
帽子 : 約 1cm程の磨上げ、身幅尋常にて、重ねやや厚く、豊かに平肉つき、中鋒にて、頃合いに反りがある。 小板目肌よくつみ、地沸微塵に厚く敷き、地景入り、助広・助直の特色である美しい肌合いをなす。 直ぐに焼きだし、その上は大互の目乱れ、のたれ交じり、足入り、濤欄風となり、匂い深く小沸よくつき、明るく冴える。 直ぐに、小丸。 |
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説明 : 近江守助直は、津田助広(2代)の門に学び、後にその妹婿になると伝えている。作風は師、助広の創始した濤欄乱れをよく継承し、匂が深く、小沸よくつき、匂口が明るく冴えるもので、中には助広に迫る作もある。 この作品の年、天和2年には、師の助広が歿しており、助直が一人の刀工として独立したての頃の作品で、さすがに力作である。一般的にも「高木住銘」のものに出来の優れたものが多いと言われている。 この脇指は磨上げながら、地刃は誠に健全にて、出来も典型作かつ優れた一振であります。 |
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備考 : 新刀 上々作。 良業物。 |