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No. A00017 |
白鞘 銀無垢一重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 69.65cm (2尺3寸) 反り : 1.6cm (5分強) 元幅 : 2.9cm 先幅 : 2.2cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.6cm |
登録証 : 東京都教育委員会 平成09年02月12日 |
国 : 東京都 時代 : 現代 昭和18年 1943年 |
鑑定書 :
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銘 : 一貫斎起正作(刻印・大和魂) 応恩人高橋政見氏好 昭和十八年正月吉日 |
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形状 :
鍛 : 刃文 :
帽子 :
茎 : 鎬造、庵棟、身幅尋常に、重ねやや厚く、先反りつき、、中鋒の延びた手持ちの良い打刀姿。 小板目肌つみ、地沸よくつき、地景入る。 互の目に小互の目交じり、足よく入り、沸づき、総体に荒沸となり、金筋・砂流し幾重にもさかんにかかり、湯走り・打ちのけ・棟焼など交え、匂口明るい。 焼深く、表:直ぐ調に小丸、裏:浅くのたれ、尖りごころに小丸、ともに長く返り、先掃きかける。 生ぶ、先浅い栗尻、鑢目切、目釘穴一。 |
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説明 : 塚本新八、大正4年に福島県郡山市に生まれる。越後山村正信末裔と言う。昭和8年8月24日、笠間一貫斎繁継に入門、後に娘婿となる。師匠であり義父である笠間一貫斎繁継と同じく一貫斎と号す。陸軍受命刀工(昭和18年)。昭和35年6月27日没、47才。また日本刀名鑑には昭和32年没、42才と言う。世田谷区世田谷。
この刀は、焼きが高く、よく沸づき、また刃中の働きも盛んであり、烈しく覇気が感じられる。一見すると山浦清麿門下の鈴木正雄などに見紛うような出来であり、塚本一貫斎起正の技倆の高さが窺える、会心の一振りである。 銘文より塚本一貫斎起正が恩人である高橋政見なる人物のために特別注文として作刀したことがわかる。 |
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備考 : 陸軍受命刀工 |