保存刀剣 NBTHK Hozon Paper |
No. A00015 |
白鞘 銀着一重ハバキ |
売 約 済 |
刃長 : 57.6cm (1尺9寸強) 反り : 0.8cm (2分半) 元幅 : 2.6cm 先幅 : 1.75cm 元重 : 0.75cm 先重 : 0.5cm |
登録証 : 三重県教育委員会 昭和36年04月04日 |
国 : 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部) 時代 : 江戸時代中期 寛文頃 1661-1672年頃 |
鑑定書 : (公)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書 平成19年08月21日 |
銘 : (無銘) 江戸法城寺 |
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形状 :
鍛 : 刃文 : 帽子 : 彫物 : 茎 : 鎬造、庵棟、身幅やや狭く、元先の幅差つき、反り浅く、中鋒となった典型的な寛文新刀姿。 板目、処々肌立ち、流れ、地斑状の肌合いとなり、地沸つき、地景入る。 浅くのたれごころを帯びた中直刃を基調に、互の目・小互の目交じり、足入り、小沸つき、細かに砂流しかかる。 直ぐに小丸、掃きかける。 大磨上、目釘穴四、先切、鑢目切。 |
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拵 : 鐔:
柄前 : 縁頭 : 目貫 : 小尻 : 栗形 : 黒塗鞘突兵拵 総長 : 88.0cm 苫舟に山水図、木瓜形、鉄地、鋤出高彫、金素銅色絵、耳小肉、片櫃孔、無銘 竪長さ : 6.9cm 横長さ : 6.1cm 耳の厚さ : 0.5cm 黒鮫着、茶革巻 長さ:22.0cm 桐図、鉄地、薄肉彫、金銀布目象嵌、無銘(江戸肥後) 高さ:4.1cm 幅:2.4cm 桐三双図、容彫、金色絵 桐図 桐図 |
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説明 : 江戸法城寺一派は、通説では、その本国は但馬で、古刀の法城寺国光の末流であるという。初代:近江守正弘が最も技倆が高く、有名であり、他に二代:近江守正弘、但馬守国正、越前守正照、やや異風ながら、後に薩摩に下った肥後守吉次などがいる。 越前守正照には、同じ江戸鍛冶の上総介兼重やその子:兼常、越前康継3・4代との合作がみられ、関係の深さが窺われる。 本作は、無銘ながら、元先の幅差がつき、中鋒にむすんだ寛文新刀の姿に、直刃を基調に互の目を交え、沸足の入った典型的な江戸法城寺派の作品といえる。 |
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備考 : 表裏の腰元にわずかに朽ち込みがあります。 |