商品詳細
大刀剣市 カタログ掲載品 |
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刀 備前国住長船祐定作(彦兵衛尉) 永正十年二月吉日(古刀最上作)(大業物) Katana [Bizen Osafune Hikobeenojyo Sukesada]
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第50回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.50
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No. F00276
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(附) 研出鮫鞘肥後拵
白鞘 金着二重ハバキ |
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刃長 : 66.85cm (2尺2寸強) 反り : 2.5cm (8分) 元幅 : 3.05cm 先幅 : 2.05cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.4cm |
登録証: 新潟県教育委員会昭和28年10月03日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会重要刀剣指定書 平成16年10月15日 |
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説明: 本作は、永正十年紀を有する長船祐定の作で、俗名はないが、その銘振りよりして、彦兵衛尉と鑑せられるものである。室町時代末期の長船刀工群の中で、祐定を名乗る刀工は数多いが、中でも与三左衛門尉・源兵衛尉及びこの彦兵衛尉は、とりわけ技倆が高い。彦兵衛尉祐定は与三左衛門尉祐定の父と伝え、作風は概ね直刃で、この手のものに佳作を見る。 この刀は、身幅広めにして、寸ややつまり、重ね厚で、中鋒が延びごころとなり、先反りの目立つ室町時代末期特有の打刀姿を見せ、しかも手持ちの重い頑健な体配を呈している。鍛えは小板目肌がよくつみ、地沸が微塵につき、地景が細かに入り、幽かに映りが立ち、刃文は直刃基調の作域を見せているが、殊に、肌目のつんだ精緻な鍛えが優れまた焼幅を広めに取った刃文には、様々な働きが看て取れ、迫力が感ぜられる。地刃共に明るく冴えて、抜群の出来映えを示しており、彦兵衛尉祐定の本領を遺憾無く発揮して間然する所が無い。 研出鮫鞘肥後拵が附帯し作品の格調をより高いものにしている。 |
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備考: 古刀 最上作 大業物 |