商品詳細

大刀剣市 カタログ掲載品

鐔 羽前庄内住渡辺光中(花押)

Tsuba [Washida Mitsunaka]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. F00205
桐箱

竪長さ : 7.4cm  横長さ : 7.1cm  耳の厚さ : 0.45cm

画題:

花唐草図
国: 羽前国(山形県)
時代: 江戸時代後期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
平成25年01月09日
銘: 江戸時代後期
形状 : 木瓜形、鉄磨地、銀平象嵌、毛彫、土手耳

説明:

 庄内金工鷲田派は、初代:信古堂光時、二代:好古堂時孝、三代:求古堂光時、四代:尚古堂光親と嫡流が続き、四代:光親の弟に浩然居や嚮山と号する光中(文政13-明治22)がいる。鷲田派の各代は主府して江戸金工柳川派に学び、のち帰郷して庄内酒井家の抱え工として腕を振るった。

 光中の作風で特筆すべきは、一見、加賀象嵌を思わす佳麗な平象嵌に卓越した技を示した点にあり、また、真鍮象嵌の鐔は、古作:平安城象嵌を彷彿とさせる趣がある。

 本作は、鉄磨地に銀を平象嵌で施し、毛彫りで細部をあらわし、花唐草を見事に表現している。よく鍛えられた鉄地には艶があり、銀平象嵌は長い年月の経過と共に錆びて、如何にも趣きあるものとなっている。

備考:

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