商品詳細

鐔 (無銘) 中根

Tsuba [Nakane]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. F00190
林・神吉 伊藤満:著 所載
桐箱
250,000

竪長さ : 8.3cm 横長さ : 8.2cm 耳の厚さ : 0.35cm 

画題:

杉森方円図
国: 肥後国 (熊本県)
時代: 江戸時代後期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
平成27年4月23日
銘: (無銘) 中根
形状 : 丸形、鉄磨地、左右大透、毛彫、銀象嵌、角耳小肉

 

説明:

中根平八郎は、熊本藩細川家の藩士で知行四百石の大身であった。文化元年に生まれ、文久元年に隠居し、明治三年に没している。武士ながら、余暇において鐔を製作し、作風は鉄地に銀象嵌を施した左右大透しのものが多い。直接の師は作風や年代的にも神吉深信であろうといわれている。

大振りにて重ねの薄い鐔である。中根は左右に大透、耳際に雷紋の銀象嵌が多いが、本作は左右に半円のような透しにして、杉森方円と呼ばれる模様を描き銀象嵌を加えている。切羽台は丸みを帯び、赤銅にて形どっている。伊藤満氏著「林・神吉」に「中根平八郎」極めとして所載する。

備考:

林・神吉-肥後の金工 林・神吉各代とその作品 伊藤満:著

No.9 396頁 所載 「中根平八郎」

 

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