商品詳細
大刀剣市 カタログ掲載品 |
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刀 山浦真雄 安政三年八月日 (新々刀上々作) Katana [Yamaura Saneo]
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特別保存刀剣 NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
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No. F00177
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(附) 変り色うねり巻鞘打刀拵
白鞘 金着一重祐乗鑢ハバキ 新々刀大鑑 所載 |
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刃長 : 71.0cm (2尺3寸4分) 反り : 1.8cm (5分半) 元幅 : 3.2cm 先幅 : 2.4cm 元重 : 0.7cm 先重 : 0.55cm |
登録証: 石川県教育委員会昭和□年□月□日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会特別保存刀剣鑑定書 平成23年06月21日 |
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説明: 山浦真雄は、信州小諸赤岩村の郷士:山浦信風の嫡子として、文化元年に生まれ、弟に山浦清麿がいる。長生して、明治7年5月、71歳で歿している。はじめ清麿とともに上田の藩士で因州浜部一派の河村寿隆に学び、完利、寿昌などと銘し、のち正雄、真雄、さらに晩年は寿長と銘した。寿昌時代には天然子、一番長い真雄時代には遊射軒、遊雲斉などの号を用いている。清麿の弟子に同銘の鈴木正雄がいる為、そちらを「江戸正雄(えどまさお)」と呼ぶのに対し、「真雄(さねお)」と呼称されている。子に山浦兼虎がいる。作風は、清麿と同じく最初期には河村寿隆風の浜部然とした拳形を交えた小丁子乱れなどがあるものの、その後は相州伝に終始している。名工揃いの山浦一門の中にあって、清麿に次ぐ上手であり、作風ももっとも清麿に近い。作品は栗原信秀、鈴木正雄、斎藤清人ら他の一門に比べると、真雄・兼虎父子は多くない。地鉄、刃文もさることながら、薙刀造や脇指・短刀の冠落とし造・菖蒲造などの難しい造り込みであっても如何にも姿形が美しく、これも名工たる所以であろう。 本作は、身幅広く、鋒の大きく延びた豪壮なる姿に、地鉄は、小板目に処々柾を交え、地沸が厚くつき、刃文は小のたれを基調に互の目を交え、沸よくつき、刃中よく働き匂口が明るいなどの優れた出来映えを示している。山浦真雄が53歳の作にして、覇気が充満としており、製作当時の変り色うねり巻鞘打刀拵が附帯することも好ましい。 |
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備考: 新々刀 上々作。 |