商品詳細
短刀 (朱銘) 貞宗 (古刀最上作) Katana [Soshu Sadamune]
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第55回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.55
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No. F00090
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白鞘 本間薫山先生鞘書
金着二重鎺 |
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刃長 : 29.1cm (9寸6分) 反り : 0.2cm (わずか) 元幅 : 2.65cm 元重 : 0.5cm |
登録証: 愛知県教育委員会昭和51年11月04日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会重要刀剣指定書 平成21年10月16日 |
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説明: 彦四郎貞宗は正宗の門人で後に養子になったと伝え、作刀時期は鎌倉時代最末期から南北朝前期に及んでいる。彼は師風を最もよく受け継いでいるが、穏やかな作風と大柄な姿形に師との相違が見られる。貞宗は、相州上工の中でも、正宗とともに最も著名な刀工で、そのことは同工の作品が刀、短刀を含め国宝4点、重文12点、重美3点が国の指定・認定されていることでも明らかである。そして、それらの全てが無銘、或いは朱銘・金象嵌銘となる。 この短刀は地鉄は板目鍛えに地沸が厚くつき、刃文は湾れ調に小互の目交じりを焼くなど、地刃に相州貞宗の特色がよく現れており、茎に施された極めの朱銘通り首肯されるものである。朱銘が遺されているが、裏に「本阿(花押)」とないものは本阿弥光常・光忠に多く見受けられるが、本作はそのいずれかであろうか。刃縁には、相州伝上位特有の光輝く刃沸が厚くつき、或いは凝り、或いは崩れて存分に働き、変化の妙を極めた帽子も大変に見事で、同作中でも沸の強い、迫力ある出来口を示しており、地刃に覇気が漲っている。指裏、ふくら辺の刃中に極くわずかな毛先ほどの鍛えが表れるが、美観を損なうほどではない。 加えて、保存状態は研磨・ハバキ・白鞘など全てが完璧であり、如何に天下の名品として大切に保存されてきたかを窺い知ることが出来る。ともあれ、滅多にお目にかかれない名工:彦四郎貞宗の逸品をご紹介させていただきたい。 |
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備考: 中古刀 最上作 本間薫山先生鞘書 「朱銘 貞宗 刃長九寸六分 壬戌正月 薫山誌(花押)」 指裏、ふくら辺に気になるほどではありませんが、わずかに鍛えがあります。 |