商品詳細
脇指 平安城住国路(新刀上々作) 慶長拾七年吉日 Wakizashi [Dewadaijyo Kunimichi]
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第14回重要刀剣 NBTHK Jyuyo Paper No.14
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No. F00028
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(附) 変塗鞘小サ刀拵
白鞘 金無垢二重台付鎺 |
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刃長 : 34.4cm (1尺1寸4分) 反り : 1.0cm (僅か) 元幅 : 3.0cm 元重 : 05cm
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登録証: 神奈川県教育委員会昭和26年3月27日 |
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鑑定書: (公)日本美術刀剣保存協会重要刀剣指定書 昭和41年4月20日 |
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説明: 出羽大掾国路は堀川国広の高足の一人で、慶長十八年三月以降、同二十年三月以前の間に「出羽大掾」を受領したと思われる。同作には、のたれ込んで先の尖った、いわゆる三品風の帽子が多いことや、銘字に於いて、その初期には「国路」と道の字を用いたこと、また、晩年には「来」を冠しているものなどがあることから三品家と何らかの関係があったともと推測される。彼の作刀に見る年紀で最も古いものは慶長十三年紀であり、寛文二年紀が最終である。作風は備前伝以外は各伝を上手にこなしており、国広門下中随一の器用人であり、就中、相州伝が最も得意で志津や左文字に私淑している。 この脇指は、国路の最も得意とした相州伝による志津をねらった傑作で、彼の個性と技量がいかんなく発揮された会心の一振である。地刃健全であるばかりでなく、茎の保存状態も極めて良く、「平安城住」銘や裏年紀も国路の研究上、誠に貴重な一振である。 |
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備考: 新刀 上々作 業物 |