商品詳細

縁頭 大森英秀(花押)

Fuchikashira [Omori Eishu]
特別保存刀装具
NBTHK Tokubetsu Hozon Paper
No. B00261
桐箱

縁 竪長さ : 3.8cm    : 2.3cm  高さ : 1.4cm

頭 竪長さ : 3.4cm    : 1.8cm  高さ : 0.6cm

画題:

猿に鷹図
国: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)
時代: 江戸時代中期~後期

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
特別保存刀装具鑑定書
平成10年2月17日
銘: 大森英秀(花押)
形状 : 赤銅魚子地、高彫、金・銀・四分一・緋色銅色絵

説明:

 大森英秀は横谷宗珉の弟子である英昌の甥で、喜惣次という。英昌に師事して大盛派の二代目となり、横谷派の中でも有力な一派を築き活躍した。彼は赤銅魚子地に高彫色絵の彫法で、獅子・動物・鳥類・花卉・人物図を好んで彫り、特に「大森波」と呼ばれる立体的な波濤図を創案し、塵紙象嵌とも梨子地象嵌とも呼ばれる蒔絵を想わせる金平象嵌の技法もあみだして雅びな趣を高めている。

 本作は、まさに鷹の威厳さと獰猛さが見事に表現された縁頭で、頭には鷹がまさに上空より急降下する瞬間の様を、縁には洞穴から恐怖に怯え様子を窺う猿猴の姿が描かれ、各々の視線までが交差した見事な構図となっている。さらに渾身の肉彫による力強い翼や鋭い眼光、鉤爪などには、実に英秀の秀逸な彫技力が示され、迫力ある画面を創り出している。

 

備考:

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