商品詳細

鐔 国永(高木) 彫工 岩本良寛

Tsuba [Takagi Kuninaga,Iwamoto Ryokan]
保存刀装具
NBTHK Hozon Paper
No. B00213
桐箱 180,000

竪長さ : 8.2cm 横長さ : 7.5cm 耳の厚さ : 0.45cm 

画題:

月夜飛雁図
国: 武蔵国 (東京都・埼玉県・神奈川-東部)
時代: 江戸時代

鑑定書:

(公)日本美術刀剣保存協会
保存刀装具鑑定書
平成23年7月1日
銘: 国永(高木)
彫工 岩本良寛
形状 : 竪丸形、鉄鍛目地、据紋象嵌色絵、陰透、角耳小肉

説明:

岩本良寛は、有名な岩本昆寛の師であり、江戸麹町に住した宝暦・明和頃の金工である。

国永は銘鑑に2~3人いるが、表銘に切っている点より良寛よりも格上の人物と思われ、さすれば幕府直参の武士で、その慰作を製作し、加えて、杢目鍛えの鉄鐔を多く作って巧手と云われる高木国永であろう。

やや大振りにて重ねやや厚めであり、鉄地にて鍛目地を上手に利用して自然らしさを上手く表現している。表の上弦の月にたなびく薄い雲、雁が今にも舞い降りる湖水のさざ波、裏側の下部の湖水の流れなどを見事に表現している。表の舞い降りる三羽の雁、裏の上空にて戯れている番いの雁を銀で仕上げたのが岩本良寛であろう。鉄地の色と雁の銀の色合いが夕暮れ時を表現し、陰透しの月が一層の空間を感じさせる。

備考:

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詳細写真5
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