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甚五の代表的な図柄といえば「松樹に梟」「松樹に鷹」「放れ牛」「鯉」、それに、この本作に見られる「龍図」があげられる。甚五の初・二代であれば銀の布目象嵌であるがこれは銀着色絵で仕上げられており櫃孔も異なる。極めのとおりに五代：茂永あたりの作であろうか。真面目な一枚である。